『古方』という日本独自の発展を遂げた漢方治療を中心とした漢方薬局です。

現代主流の「病名治療」ではなく、個々の患者様の状態で選薬となります。

また、自然食や五味の重要性をお伝えして健康的な生活のお手伝いをいたします。


2016年08月26日

夏限定・症例が怪談



こんにちは 
夏ということで、たまには怖い話を。。。
ふたつばかり。。。 





むかーし、むかーしの症例のご紹介です。

実話でありながら、冷静に病と考え選薬しているところが症状を
論理的に証を合わせて、完治させているところが先人たちの優れているところです。
(出典:中神琴溪翁 生々堂治験)


夢遊病 


近江の国、大津の人が来て秘かに先生に語っていう。
私には十六歳の一人娘があって既に婚約をしているが、この娘には
奇病がある。

毎夜、家の者が寝静まると、秘かに起き出でて踊り出すのである。
その舞踊のさまは、まことに絶妙閑雅で、恰も名妓の舞いに似ている。
私はかくれてこれを盗み見ているが、舞いはいつも同じではなく
曲を変えて踊っている。
時間が来ると止めて床に就くのであるが、明朝は常のごとく起きて
普通の人と変わりがない。本人にきいてみても少しも記憶が無い。
狐狸のわざかと祈祷などもしたが治らない。
婚家に知れたらおそらく破談になるであろうと心配で先生の治療を
頼みに来たという。

先生きいてこの証は即ち狐惑病である。
診察の後、甘草瀉心湯を与えたところ、数日してこの奇病は治し
無事結婚し子を産んだ。




憑依病


一婦人が櫃の中に猫のいるのを知らずに蓋をし、二三日後にこれを開いたところ
猫は飢えて怒りの表情物凄く、夫人をにらんで飛び去った。
婦人はあまりのことに驚いて、それ以来奇妙な病気となってしまった。
それは起居動作から鳴き声まで猫そっくりになった(これは憑依症である)。

友人の清水某は先生の話を聞いたので、これに甘草瀉心湯を与えたところ
この病も治ったという。





こわいですねー
こわいですねー
現代で病院にこの病気を相談に言ったらメンタルの方のお薬を
たっぷり出され・・・。

こわいですねー
こわいですねー


ちなみに甘草瀉心湯。あります。
最後にビジネスで終わるなんて

私が一番こわいですねー 



posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 13:09| 三重 ☀| 症例 | 更新情報をチェックする

2016年07月15日

山小屋の主



こんにちは
今日の名張は涼しい 
このブログを書いているのが、10時だけどまだエアコン要らない感じです
でも
患者さんが来るのでつけます 


今回の患者さんは山好きの僕からしたら、うらやましい職業の一つでもある
山小屋のご主人です。 
山の話も聞きたいのですが、メインは患者さんの相談なので心を鬼にして聞きます 
前回は山の寒さと湿気にやられて・・・ということで八味丸の丸剤を使って
軽快しました。(このエピソード書いたな?

名張から遠くない(?)所で山小屋を営業されていて、兼業で農家さんもしてます。
今回は野菜に農薬を撒いたらご主人が不調になったということです。

時期としてはよくある患者さんのタイプです。
農薬や除草剤で皮膚がただれた、気分が悪い、咳が止まらないなどなど・・・
田舎ならではの症例です 


今回は農薬で不調ですので、特に悩まず

解毒メインで 『ササヘルス』 

DSCN4148.JPG

山小屋のご主人のリクエストでもあります。
以前に、父が渡していたので特に説明なく終了。。。


熊笹は、解毒、排出、殺菌に有効です。
ダイオキシンの排出にも葉緑素の一種であるクロロフィリンが有効に働くという
研究結果もあります。
野菜不足にも代用できるし、鉄分を含むので女性にも良いですね。
下水処理業者さんにもご愛飲してもらってます 

笹でおにぎりをくるむ、竹筒の水筒の時代劇をみると納得いきますね
お酒の発酵を止めるのにササの殺菌力を使ったりと以外にできるコ 

ササではないですが、竹などは
漢方でも竹葉(ちくよう)、竹茹(ちくじょ)という名で使われています。
一般用漢方処方では清肺湯、竹茹温胆湯などがあります。
ササ、竹ともに苦味剤としての性質は変わらないです。


あーーー
七夕にUPしたら、もうちょっといい雰囲気のブログになったのかーーー 

でも気にせず、ズレる、ぶれる、遅い、話が飛ぶ、登山と漢方をこじつける
これがこのブログの良い所です 
posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 12:40| 三重 ☔| 症例 | 更新情報をチェックする

2015年08月13日

症例その後



こんにちは
暑い中でも最近は朝は動きやすい気がしますね
伊賀盆地の名張でもすごし易いのですから立秋はウソではないのかも?


さてさて、今回は以前の症例で舌の炎症で味覚が鈍ったという患者さん
のその後です。(何話で書いたか忘れましたが たらーっ(汗) )


数種の漢方で大きく改善はされたが、決め手に欠ける治療が続いていました。
酸味、辛味、炭酸、お酒と順調に食べれるようになりましたが
舌表面のただれた赤みは残り、モヤモヤしていました。
患者さん自身は『ココまで食べれたら、治ったも同じ』と喜ばれるから
かえって心苦しくなり、辛い日々でしたが
先月、鮎の塩焼きを食べたら塩味が舌にしみて泣いてしまったとのことで
『これは治っていない!来週は煎じ薬で飲んでください』とお願いして
そのときは応急的な漢方をお渡しして終わりました。


俄然やる気に火がつきました!
あの美味しい鮎の塩焼きを食べれないなんて!
鮎の塩焼きLOVEな者としては何とかしたい!!


そして、

探しました (伸助風に呼んで るんるん
1000ページ近くある、漢方の本を読みました。
漢字や旧仮名づかいでクラクラしましたが、探しました。
無駄と知りつつ、葛根湯の証も見直しました。


ありました。

ワタクシ、ついに見つけました。


清熱補気湯 せいねつほきとう

ニンジン・トウキ・シャクヤク・バクモンドウ・ビャクジュツ
ブクリョウ・ゲンジン・ショウマ・ゴミシ・カンゾウ


DSCN4093.JPG

左:ゲンジン   右:ショウマ   奥:オタネニンジン



証(方輿輗、腹証奇覧より抜粋)

舌の一皮はいだように赤くなっているもの
熱の有無にも、渇の有無にもかかわらず用いてよい
塩の味に痛みを覚える
口中ねばり或は涸渇する者


ナニコレ!? この患者さんの状態を診て書かれてるん?
と思ったほどの証の合致 ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

患者さんには、成分を濃くして治療しようと言う意味で
煎じ薬を勧めたんですが、この処方はマニアックすぎてエキス顆粒で
発売されていないので結果として煎じ薬でしか対応できないので助かりました。


さて
当日、煎じ薬を5日分渡しました。

その2日後、患者さんが予約せずに来て


『あの薬が一番効いた!三回飲んだら舌が変わった!10日分頂戴っ!』



ぴかぴか(新しい) 嬉しい一言です  ぴかぴか(新しい)5日分飲み切らずに来局されたので患者さんの喜びと
興奮が十分に伝わってきました。

以前から「証を合わす」重要さは分かっていましたが、既存のメジャー処方に
とらわれ、マニアックな処方を勉強をサボっていたために患者さんに無駄に
しんどい思いをさせてしまった反省もしました。

反省ばかりでもいけません、検証は続きます。
構成生薬を見るとほとんど使っていて「ショウマ」「ゲンジン」は使っていませんでした。
この漢方の妙技はこの二味かもしれません。


ショウマ
苦微寒

百毒を解す。毒を解すに口に入れるものは皆吐き出す。
犀角のような働きもあって子供の熱症にも有効、犀角の代用としても
使われた薬物。


ゲンジン
苦微寒

腎を補い、火を瀉し、咽喉を利し、
発斑を治す。
咽頭部について消炎作用のある生薬


たった二味で患者さんの苦楽が変わりました るんるん

勉強会で「○◎は△▲の処方に似ているので代用できます」という方がいますが
時に○◎でなければいけないのです!
でなければ○◎の処方が2000年も語り継がれた理由が分からなくなるからです。
2000年の間に失われた処方も多くあります。
失われたのは残念な話ですが、書いてあるのにスルーして代用で済ませるのは
もったいない話です。


今回は症例紹介をした患者さんのその後の話でした。
勉強不足の一面をさらしてしまいましたが、優れた処方を
掘り出せたことは良かったとも思っています。
同時に、難治の患者さんの証に合う処方を幾つも発見し
煎じ薬を試していただこうかなとも考えています。



何のために体を良くするのか・・・

美味しいものを美味しく食べたい  という
欲求を邪魔する病は他の病気と異なりとことん叩かれる
運命にあるようです。

まだまだ鮎の美味しい季節!
骨まで食べますから るんるん





posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 12:08| 三重 ☔| 症例 | 更新情報をチェックする

2014年12月03日

サジ加減が良い加減


こんばんは
ついに金剛山に積雪、いよいよ雪山シーズンですね。


書いても多くの方は 『どうでもいいやん、雪降ったら寒い』 と
思われますが、僕にとっては一年のピークですので閲覧者がなんと思おうと書きます
書きます。何度でも 雪雪雪雪雪


書くのなら
炎上するまで書きます 爆弾
冬の山 雪



さぁ
軽く言いたいこと書いたので漢方の話ですね。雪山の挨拶でしたが話は
まさかの匂い、鼻の話です。
この文脈の無さが「よいとこせ日和」の醍醐味! ぴかぴか(新しい)
まじめに流れを作って日記を書くほどの器はございません わーい(嬉しい顔)
おほほほ


最近、匂いに関して相談が何件か続いて良い結果が出ていますのでご報告。

60代男性  
とにかく激務でも働きまくり、早口でしゃべりかなりの熱実証。
鼻は肺経に属し熱で不調をきたすので黄連解毒湯加大黄で
熱を冷ます。
10日で快癒。体が軽く仕事がしやすくなったとのこと。
黄連解毒湯自体が即効性があり薬味薬性が整っているので
証が合ったようです。
大黄を加えたのは頑張りすぎで頭に上った血熱を下すため。
頭(鼻)の充血を取ります。
この大黄がミソです ひらめき
       


80代女性  
肺病で回復後、においを感じなくなる
今年のキンモクセイの匂いを感じなくて気がついたとのこと。

年齢的に弱っているが冷やす方剤を気持ちよく感じるらしいので
上記の男性と同じ黄連解毒湯加大黄だときついので黄連解毒湯を
通常使用量の半分で服薬指示。好調で同薬を継続中。

オウゲ.JPG


60代女性  
若いころより両鼻に鼻茸で完全鼻閉状態(手術後、数回再発)
鼻の外形にも変形が見られる。重度の鼻茸。
手術をあきらめて漢方で治したいとのこと。

とにかくよく飲む、一日2リットル以上。
体格はしっかりしている、舌に黄苔がまだらに強く出ている。
柴胡証はないが柴胡剤を選薬、長年の鼻茸で化膿している可能性が
あるので構成生薬の桔実や黄芩がポイント。

鼻茸やポリープは余剰の水分の発散が生んだお邪魔虫なので
発散を助ける麻黄剤、利尿作用の水剤の三種盛りで処方。

一包を飲んだ後、ムクムクと鼻茸がしぼむのがわかったそうです。
継続したら寝ているときに鼻で息をしているとご主人から報告あり。
3週目で右は好調、左鼻がまだ残っているので同処方に
発芽ヨクイニン末を追加。
ヨクイニンは水剤としての効果の他、皮膚粘膜の強化と水滞の除去を
平行して作用してくれるので選薬。継続中。


レストラン
食べ物を美味しく感じ、食べやすいこの季節に無味無臭は辛いです。
早く良くなってもらえれば何よりです。


年齢や体格、養生で漢方は大きく変わります。
上記の60代男性と80代女性では同じ症状ですが、生活も違うし体力も違うので
微妙なサジ加減が漢方の妙技です。


となりのオバちゃんがこの薬効くって言ってたからほしいと言われても
あなたには効かないって事が多い。 不便な薬です。
ロキソニンみたいに大多数に効けば楽でしょうが。。。
不器用な薬ですが、証に合うと一包でも飲むとその効きが感じられる。

不便な中に西洋薬に無い、治療の可能性があるのかもしれません。


さらに不便にも父と子の二人だけで漢方相談をしています。
不便で、不器用。
時代に置いていかれているのか、立ち向かっているのか


あの名言で言うなら


漢方、不器用ですから。




posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 15:48| 三重 ☀| 症例 | 更新情報をチェックする

2013年12月12日

言われてみれば、効くでしょう



こんにちは


名張は朝から強風です。
バイクで出勤したのですが風にあおられ、なかなかスリリングな
通勤でした ふらふら



はい
久しぶりの症例です。

肺非結核性抗酸菌と診断された患者さんで有効な治療法がないということで
薬はもらえず定期検査だけで、不安になられ来局。


そんなわけで
一年前から当局で漢方を服用してくれています。
たった一ヶ月で呼吸が楽になりそれ以来、定期的に漢方処方を考えています。
一ヶ月で楽になったと言われた時は逆にこっちか驚きました ふらふら


ただ
漢方でも根治となると難しいものがあるので咳き込みや呼吸を楽にしてもらうために
瘀血除去を2ヶ月前から行っています。
すると今回も一ヶ月くらいすると


『あの玉の薬飲むと冬の肌のひび割れとか荒れがなくなった』

『・・・。(そんな薬出したっけ!?)』  沈黙・・・



今月も継続されています。桂皮茯苓丸。

肺の病気の話はどこえやら、冬の肌荒れが治る漢方の方を気に入っていただいたようで。
ご高齢とはいえ、いつまでも素敵な女性の考え方です ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)


漢方解説をしますと、桂皮茯苓丸の効能効果や症例をみても『肌荒れ』とは出てきませんが
瘀血除去をすると毛細血流が改善されるので末端部にあたる肌は活き活きとして
くるのです。
そのため血流が悪化する冬場に皮膚の代謝という形であらわれたのではないでしょうか。

以前、20代の女性に頭痛で処方したら一ヶ月もせずに妊娠してしまった方もいます。
脳血流の改善と思ったのですが、子宮の血流も良くなったようで・・・
(ちゃんと事前に妊娠しやすくなるヨぉ〜とアドバイスはしましたが あせあせ(飛び散る汗)


肌荒れで相談に来てくださる患者さんにはこの処方をいきなり出したりしませんが
おもしろい症例としていつか応用してみたいです。

病院でもエキス顆粒で処方してもらえますが
当局で使うのは日本一の丸剤メーカー杉原です。
『丸』と書いてあるのだから『丸』が本来の漢方です。

この高齢の患者さんも病院に浮気せず来てくれているのは
本物の効果を分かっているからではないでしょうか?

1割負担や3割負担で飲むお薬も効きますが、たまには日本一の漢方メーカーの
漢方でデトックスするのも気持ちが良いと思います。
年末ですし、お疲れ様な体に


肌荒れ?.JPG


今回の処方は患者さんのリクエストの桂皮茯苓丸
と新たに追加で
神仙丹(肺機能強化&免疫力UP グッド(上向き矢印)
で処方を考えてみました。

posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 17:09| 三重 ☀| 症例 | 更新情報をチェックする

2013年10月10日

1時間10分 肋間神経痛



こんにちは
伊賀地方は夏です、盆地は釜の底と言う表現で
さらに暑く感じます。


暑いですが、関係なく症例のご紹介。
挨拶からの流れと関係の無い話題に飛ぶのが『よいとこせ日和』のお家芸。


今回のタイトル、『 1時間10分 』ですが
今日、肋間神経痛の患者さんが当局の漢方が効いて痛みが消え始めるまでに
要した時間を教えに来てくれました。

わざわざ計ってくれたそうです ふらふら
痛くて寝れなかったそうですので効き目までの時間を計って
対応しようとなさったらしく、クレームではないようです。  わーい(嬉しい顔)


「ロキソニ■じゃ治らんのやろ?」 とのことで漢方治療を選んでいただきました。



実は、私も結構時間を計るタイプです。
花粉症なので効果の発現から消滅までキッチリ計ります。

花粉症も辛いですから もうやだ〜(悲しい顔)

妻曰く、「細かい」 らしいです。
私は30分で効き始め3時間30分で効果が切れます 時計



雷  肋間神経痛。。。
この患者さんは水分を多く摂るらしく水滞証が強く、痛みも一段ときつかったと思います。
水滞証があると免疫機能が落ち、ウィルスにやられやすくなるだけではなく
痛みも増します。
傷む所に血が集まります、血の集まりは熱となり水を呼び、過度に神経を圧迫。
痛みも増します。
これが水滞の怖いところです。

ですので、漢方の利尿剤 『五苓散』 の選薬となります。

肋間神経痛は体側に症状がでます。
体側の症状は 『柴胡』 の範疇となり患者さん毎に柴胡剤を中心に選薬します。

瘀血証があれば駆瘀血剤を加えます。
瘀血の方に五苓散では全く効かないのでココが選薬のミソです パンチ


今回の五苓散タイプの肋間神経痛の漢方処方はこの方オリジナルになります。
痛む原因を突き止め、免疫も上げ、再発を抑制する組み合わせです。



肋間神経.jpg




漢方が
慢性病だけでなく急性の痛み&ウィルスにも対応できる良い例でした わーい(嬉しい顔)


気が向いたら薬効が出てくるまでの時間や持続時間などを計っておくと
以外に便利です。

お薬と上手く付き合うのにオススメです 時計



posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 14:04| 三重 ☔| 症例 | 更新情報をチェックする

2013年04月12日

病名、必要ですか?




こんにちは

このブログでも何度か書いていますが、漢方は本来病名に囚われないで
患者さんの証に合わせ選薬するもので、今回の話はまさにそんな話です。

       ひらめき

閉店間際に常連の女性(70代)が飛び込み来局。

昨日から左耳から鎖骨にかけて1〜2分おきに電気が流れるような状態
ということで来局されました。

痛くてたまらないというわけではなく、電気が走るようでその瞬間に
座っていても飛び上がっている状態でした  雷
我慢できない状態ではないがピョコピョコ跳ねてしまい困っている
というのが主訴です。

話を伺っている間もピョコピョコ飛び上がって・・・ ふらふら

チック症 exclamation&question

何だ・・・


女性  「なんという病気ですか?」

僕   「・・・。」
    「チックに近い症状ですね・・・。」


言葉に自信がこもってなかったはずですね。
      ふらふら
飛び上がって脈が読めないので、舌診と問診で選薬しました。


チック?.jpg



芍薬甘草湯   筋肉の痙攣をゆるめる、痛みを和らげる。

小柴胡湯    側面部の異常。白苔。筋肉の異常を肝機能から
          修正、平定するため柴胡剤を加える必要ありと判断。
          芍薬甘草湯のフォローとしての選薬。


店内でエキス剤各1包を服用し、10分ほど雑談をして帰られました。


患者さんが帰ってから横で見ていた父が

「飲んでから飛び跳ねてなかったな るんるん  」  と

確かに!  飲んでから飛び跳ねていない!
自分でもビックリ!
即効性にもビックリ!
証でが合ってる証拠 パンチ

でも、息子が悩んでるのに助け舟なしとは・・・ もうやだ〜(悲しい顔)


チック症という病名に囚われたら、違うのを選薬していただろうなぁ〜 がく〜(落胆した顔)

病名が分からなくても、患者さんの訴えを細かく聞けば薬を選べる。
まさに漢方の醍醐味です。



春。

改めて証の重要性を感じ、漢方の初心を忘れずに頑張っていきます。



posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 14:53| 三重 ☀| 症例 | 更新情報をチェックする


ブログについて

わかりやすい言葉で治療方法や症例をご紹介いたします。
専門用語(難しい漢字の羅列)や省略用語(アルファベット)は控えてご説明します。
物足りなく感じるかもしれませんが、煙に巻くような説明をしたくないだけです。
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