『古方』という日本独自の発展を遂げた漢方治療を中心とした漢方薬局です。

現代主流の「病名治療」ではなく、個々の患者様の状態で選薬となります。

また、自然食や五味の重要性をお伝えして健康的な生活のお手伝いをいたします。


2016年03月02日

桃の漢方


おはようございます
すごく間が空きましたが、お久しぶりです。
3月3日! 桃の節句

当然、手荒に漢方に絡めていきます 
モモは漢方でも使います。ハーブでは葉や実が使われますが、漢方ではタネを使います。

DSCN4128.JPG


桃仁 とうにん  薬味薬性 苦平
血症、瘀血の除去。
同じ血剤でも当帰や川芎のように、温める血剤は冷えて貧血しやすい方に向きますが
熱症がある場合はこの桃仁が当てはまりますが、熱の度合いによっては黄連や大黄などで
冷やす必要が出てきます。


さてさて、なぜモモなのか!
花は色々あるのになぜ?モモなのか?日本人なら桜や梅ではあかんのか!? 

勝手な考えですけど、上記の桃仁の効能は瘀血の除去。
女性特有の血の道のトラブルを解消するメイン生薬なんです。
生理の痛みも便秘もガンも腫瘍も、このモモのタネを使った漢方で解決できます。

昔の人は桃の効能は当然知っていたわけで、桜や梅ではなくモモを選んだのではないでしょうか?
女の子の記念日、桜でも梅でもなく、桃なんですよ。  たぶん 笑


この桃のタネを主役にしたのが「桃核承気湯」です。
生理痛、血の道症、難病まで必ずこの処方は絡んできます。
更年期のホットフラッシュなどののぼせにも使えるのですが、去年の症例でホルモン治療で
副作用のぼせが強く出た女性に桃核承気湯を選薬したらのぼせが治まりました。
この方は子宮に筋腫もあり、一石二鳥の選薬でした。


桃の節句でお寿司やハマグリもいいですが、元気な女の子として育ってくれるように
この桃核承気湯も数回服用されてもいいかもしれませんね。
杏仁豆腐みたいな甘い匂いがする飲みやすい珍しい漢方です、古代の中国人は女心を
理解して甘く仕上げたのかな?

今回は仮説で桃の節句を漢方という視点で考えてみました。


posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 17:14| 三重 ☀| オススメ漢方! | 更新情報をチェックする


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物足りなく感じるかもしれませんが、煙に巻くような説明をしたくないだけです。
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