『古方』という日本独自の発展を遂げた漢方治療を中心とした漢方薬局です。

現代主流の「病名治療」ではなく、個々の患者様の状態で選薬となります。

また、自然食や五味の重要性をお伝えして健康的な生活のお手伝いをいたします。


2015年10月21日

100歳に挑む



おはようございます

名張は田舎ですが、超高齢社会を感じる症例です。
今年トップ5に入るドキドキの患者さんでした 

そう
100歳越えの患者さんなんですが、お孫さんに連れられて来局されました 
80代後半の患者さんは何人も診ていますが、100歳越えは未知の領域。
父がいない日に限って。。。

相談内容は便秘。
刺激性の便秘薬を勝手に多く飲むのでご家族が心配されて
安心な漢方をということで。

便秘の漢方は色々あるんですが、年齢を考えると
もう考えると、どげんしたらいいのか分からんとです

刺激性の下剤を愛用しているらしく、ここは
腸管癒しの漢方、肝機能のサポートの漢方、優しい下剤の漢方。

三本柱で対応です!

刺激の下剤を使うと腸が鞭打たれている状態なので優しく腸管を
マッサージしてくれる『小健中湯』

肝機能の低下で胆汁などの分泌低下は排便トラブルの原因になることもあるので
舌診からも柴胡証があるので『小柴胡湯』を選薬。

この2種は日中に服用してもらい、寝る前に潤して排便できる『麻子仁丸』を30丸。
3種盛で10日分をお渡しして様子を見てもらいました。


DSCN4098.JPG

写真左側の白い粒が構成生薬の主役・麻子仁(マシニン)
薬味薬性 甘平 水剤
麻子の油は腸の滑りをよくするので、腸の滑りの悪い老人の
便秘に向く。
本来、丸剤が効能を最大限引き出されます。エキス顆粒にして
しまうとメインの油のチカラが・・・。
医療用漢方にない素敵な丸剤  (チョット自慢)





よくあるのは
乳酸菌を補っての整腸作用、刺激による便秘薬、食物繊維による整腸。

第四の便秘解消薬は腸管の蠕動運動を促すためにシャクヤクを含む『小健中湯』が
漢方での便秘解消の専売特許ではないでしょうか?
加えてお安いし



さて
その後、麻子仁丸を気に入ってくださったようで継続中です 
さすがに100歳オーバーとなるとこっちがドキドキしてしましたが 
ひとあんしん、ひとあんしん


腸管に負担をかけずに優しい油で滑らす便秘漢方いかがでしょーか?




posted by 余以徳斉(よいとこせ) at 11:51| 三重 ☀| オススメ漢方! | 更新情報をチェックする


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わかりやすい言葉で治療方法や症例をご紹介いたします。
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物足りなく感じるかもしれませんが、煙に巻くような説明をしたくないだけです。
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